管理人おすすめの名作ドラマCD・ラジオドラマを年代順に紹介。


1980年代

◆アルスラーン戦記(1988)
 メディアミックス黎明期のこの時代、角川とソノラマがよくカセットブックを発売していたが、その中でも断トツのクオリティ&豪華キャスト。のちにCDで復刻されたが、現在はかなりのプレミアがついている。

◆吸血鬼ハンターD(1988)
 ソノラマ作品で出来が良かったといえば、やはりこれ。今は亡き塩沢兼人のD役が素晴らしくハマってた。こちらも同じくCDで復刻されているが、やはりプレミアがついている。こういう作品こそダウンロードで販売すればいいのに。

◆ロードス島戦記(1989)
 外伝的な内容で、全6巻。5巻まではカセットブックで発売されたが、アルスラーン戦記同様「スペシャルCDパッケージ」として復刻。本編は何故か2巻の「風と炎の魔神」だけがドラマCD化されているが、もっと作ってて欲しかった。




1990年代(1)

◆風の大陸 邂逅編(1992)
 ドラマ化されたのは原作1巻のみだが、かなり気合いの入った作りで雰囲気が凄く良い。特に新居昭乃の歌うエンディング曲「凍る砂」は超名曲。

◆天地無用!魎皇鬼 CDスペシャル 天地開闢時空道行(1993)
 天地はドラマCDだけで10枚以上出ている化け物コンテンツだが、中でも1作目「天地開闢時空道行」はTVシリーズで流用された秀作。名曲「フォトン・プロトン・シンクロトロン」がフルサイズ収録されてるのも嬉しい。

◆無責任艦長タイラー MUSIC FILE 5~6(1994)
 タイラーは「MUSIC FILE」の2、4、5、6巻にドラマが収録されているが、特に5~6巻がオススメ。基本ギャグ短編なのだが、原作者の吉岡平も脚本に関わっており、かなりクオリティが高い。

 


1990年代(2)

◆ドラゴンクエスト5(1994)
 CDシアターと称して1~6まで書籍扱いで発売された。内容はダイジェスト感がかなり強めなんだけど、キャストが豪華で聞き応えがある。プレミアというほどじゃないが、中古相場はかなり高め。

◆ハーメルンのバイオリン弾き(1995)
 中途半端なところで終わるのは残念だが、シリアス寄りだったTVアニメと違い、原作に忠実でギャグ満載。ちなみにガンガン原作の「コミックCDコレクション」は良作が多く、特に「ツインシグナル」はキャストが凄いハマってた。

◆スレイヤーズEX.(えくすとら)(1996)
 外伝小説「スレイヤーズすぺしゃる」にアニメのレギュラーキャラをぶち込んだ作品で、かなり出来が良い。他、ラノベ系だと「セイバーマリオネットJ」「爆れつハンター」など、あかほりさとる作品の勢いは凄かった。この頃がラジオドラマ全盛期だと思う。

 


1990年代(3)

◆パラサイト・イヴ(1996)
 SFホラーの傑作。上下巻CD6枚組という大作で、原作の魅力が過不足なく表現されている。ちなみにドラマが放送された「角川ドラマルネッサンス」では「リング」もドラマ化されており、そちらは原作とかなり違った展開になっている。

◆創竜伝(1996)
 これも原作に忠実なドラマ化で各巻大ボリューム。作者の思想がちょっと前面に出すぎてる感はあるものの、ファンなら納得の完成度だと思う。他、同じく田中芳樹原作では「東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿」もオススメ。

◆つよいロボ(1996) ※CD未発売
 伊集院光の「深夜の馬鹿力」で放送されたオリジナルドラマで、確か脚本も演出も伊集院光本人が担当していた。同番組には、他にも林原めぐみが出演した「不思議少女パイ毛ちゃん」など個性的な作品が多数存在する。

 


2000年代

◆星界の紋章(1999)、星界の戦旗(2000)
 ドラマCDで私が一番好きな作品。内容は同じだが、こちらの方がアニメより出来が良いと思う。ただアニメ同様、原作の名シーンがかなりカットされてるのが少し残念。続編の「星界の戦旗」はほぼ完璧に再現されており、そちらもオススメ。

◆ガンパレード・マーチ 夢散幻想(2001)
 内容はゲーム未プレイだとわけが分からない部分もあるが、キャストと演出、会話センスが素晴らしいので、分からなくても楽しめるかと。ただし、続編の「少女幻想」「英雄幻想」のうち、個人的に「英雄幻想」の方はハマれなかった。

◆テイルズ・オブ・ファンタジア ~PANIC・WORLD~(仮)(2001)
 本編の方はダイジェスト感が強く、ゲーム未プレイの私にはピンとこなかったが、外伝の本作はかなり面白い。特に川田妙子演じる少女忍者「藤林すず」のキャラクターが魅力的。ギャグ系のドラマCDとしてはトップクラス。

  


2010年代

◆魔術士オーフェンはぐれ旅&しゃべる無謀編(2012)
 90年代に大ヒットしたライトノベルの続編&新装版発売に際し、限定版の特典として多数制作された。「新シリーズ本編」と「しゃべる無謀編」の二種類あり、旧シリーズを読んでること前提の内容だが面白い。過去に発売されたドラマCD全2巻もオススメ。

  


編集後記

 ドラマCDというのは基本的にコアなファン向けの商品であり、原作を知らないと楽しめなかったり、ダイジェスト感の強い作品が多い。なので、ここではCD単体で成立しているかを特に重視して選んでみた。

 近年は萌え系・BL系ばかりで、私が興味を持てる作品があまり生まれなくなってしまったが、旅のお供や作業用BGMとして非常に優秀。会話が主体なのでテンポが崩れにくい、アニメに合わせなくていいから声優のノリが良い、という美点もある。

 CDの寿命は一説によると20~30年らしい。ドラマCDは何故かネット配信もレンタルもほとんどされないので、興味がある人は早めに確保しておくべきだろう。

 ちなみにCDの普及は80年代後半から。その最初期にはアニメのサントラですらない「作品をイメージして作った音楽アルバム」とか「劇場版アニメの音声だけを収録したアルバム」という、謎すぎる商品も売られていた。

 メジャーどころでは、他にも「サザンアイズ」「BASTARD!!外伝」「レジェンド・オブ・クリスタニア」「極道くん漫遊記外伝」「フォーチュン・クエスト外伝」「聖刻覇伝 ラシュオーンの嵐」「エメラルドドラゴン」「超魔神英雄伝ワタル」「摩陀羅 転生編」「鋼の錬金術師」「新吸血姫 美夕」「ゼロの使い魔」などがある。